俳句雑誌『麦』2024年9月号(通巻861号)
★「金魚」 対馬康子(5句)
倒壊の家を瓦礫と呼び金魚
★特別作品「儚々と」 高階 斐(15句)
わが生は雲流るるまま西行忌
おとうとのもういない村の落葉踏む
歳晩の読まずに溜まる学術書
★地熱深耕 地熱集より対馬康子選
馬鈴薯の花や夕暮れ人還る 小田 笑
母の仮面脱ぎ母の日の放浪 小野富美子
定命は問わず色増す七変化 島田正子
★第68回麦作家賞受賞第一作
『本流』 久野眞喜恵(20句)
替え芯の脆さ山から花吹雪
晩春の音叉ゆっくり夜の足
岬へと光る単線夏の蝶
★第40回麦新人賞受賞第一作
『アンモナイト』 杉本青三郎(20句)
かなりアンモナイトな気分の白夜
六月の詩歌行間から渇く
まぬがれがたく夕凪の舟となる
★踏生集 同人自薦作品5句
★原生林(俳句教室) 斉田 仁 選
草取女手強き草を引きにけり 浜中明子
★誌上句会・・・四人の選者が交代で読む・選ぶ
テーマ 「方」
石室の方形の冷え夏燕 村田珠子
六月の方解石のような朝 鋤柄杉太
その他
特報!
おめでとうございます。
村田珠子さん 「第25回現代俳句協会年度作品賞」
石山夏山さん 「第44回現代俳句協会評論賞佳作」
その他
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〒343-0026
越谷市北越谷3-12-6 藤井方 麦の会発行所
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中山宙虫
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