俳句『麦の会』on HatenaBlog

『麦の会』俳句結社。俳句雑誌『麦』を毎月発刊。

俳句雑誌『麦』2026年7•8月号(通巻880号)

俳句雑誌『麦』2026年7•8月号(通巻880号)

 

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麦は2026年80周年を迎えます。

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★「金魚」        対馬康子(5句)
 
金魚の影追っているのは水のほう
 

★特別作品(各10句〕

 

 「旅模様」        竹下潤子

花人のごと五感澄ませて旅模様

ルーブルのモナリザの眼春を欲る

 

 「春兆す」        山本友章

 

いざこざは避ける大国秋の蛇

戦争や無月の窓を雨たたく

 

​★地熱深耕   地熱集より対馬康子選
 
​晩鐘は水の中まで蝌蚪の紐      坂田晃一

それぞれの末黒野をゆくマリアかな  早川浩之

春三日月鄙の駅の灯荷を照らす    町田博嗣

 

 
​★踏生集   同人自薦作品5句

 

★第70回麦作家賞(令和7年度)受賞作品

  「音の断層」              尾内以太

 

★第42回麦新人賞(令和7年度)受賞作品

  「夢をみる」         大槻泰介 

 

​★原生林(俳句教室)  斉田 仁 選


 言の葉に励まさること春満月   和田 颯


 
★誌上句会・・・四人の選者が交代で読む・選ぶ
 
​選者   武内杉菜

テーマ「理」
 
花筏笑う私服の管理人       林 厚夫

理不尽と不合理と嘘チューリップ  鈴木君子

微動している理科室の蝶の舌    西村楊子
 
その他
 
 
♫見本誌(無料)を進呈しています。♫

下記へお申し込みください。

〒343-0026
越谷市北越谷3-12-6 藤井方 麦の会発行所
 
メールでのお問い合わせ(見本誌含む)
中山宙虫
sorandatte.dayo@ymail.ne.jp

第42回(令和7年度)麦新人賞受賞作品

第42回(令和7年度)麦新人賞受賞作品

 

夢をみる    大槻 泰介

 

淑気満つ全球凍結せし地球

ジャイアントインパクト炸く寒の月

陽炎えり土偶のかたちして巡礼

春の夜シーラカンスのごと眠る

アラビアの蝶と名をつけ子犬かう

最果てのアレキサンドリア過ぎて夏

尾を撥ねて砂漠の蜥蜴砂に消え

命来し里へ海月は搏動す

ひとつぶの奇跡となりて滴りぬ

青胡桃墜ちたる傷の瑞々し

戦記読む蛍が寄って来る闇夜

夜の雷並行時空の裂け目より

ガザの子の肋骨浮いている炎暑

晩夏の草原に風を嗅ぎ分ける

アマゾンに聖なる眸老いて夏

新涼の眼差し近き未来より

カインらの末裔照らす十三夜

セロリ裂くダリの平野に地平線

胸中の道化を連れて行く枯野

心臓も眼も無き海鼠夢をみる

第70回(令和7年度)麦作家賞受賞作品

第70回(令和7年度)麦作家賞受賞作品

 

音の階層   尾内 以太

 

枇杷の実を剝くと時計の青い音

初蝶の声だけにある平和論

段落の変わるあたりへ小鳥来る

青葉闇わたしの眼がわたしを見た

仔猫をならべ町のしくみを解き明かす

あおぞらの地図をめくりて燕来る

うそ寒や家は暗闇から生える

地球とは大きな地名夏兆す

昭和百年を横切った凍鶴

風冴えて信濃の神と対面す

さくらちるたびに名前を喪って

からだじゅう木の芽だらけの夕まぐれ

永遠を半分に分け彼岸花

蟬いまだ内蔵という沈黙を

眼だけ飛び続けていたる秋の蝶

近づけば虫の声みな円陣に

凍蝶の翅一片を初勅とす

使い過ぎたアカウントを消す冬支度

鱗雲少し遅れた謝罪して

さきっぽは明日へ届いたきりぎりす

「麦」各地の句会案内(2026年6月現在)

麦の会の句会は各地で開かれています。

麦の会員以外の参加も歓迎します。

もちろん初心者の方もお気軽に。

※2026年6月現在の句会の案内です。都合により、内容に変更が生じている場合がありますので、まずは句会担当へお問い合わせください。

俳句雑誌『麦』2026年6月号(通巻879号)

麦は2026年80周年を迎えます。

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俳句雑誌『麦』2026年6月号(通巻879号)

 

★「水桜」        対馬康子(5句)
 

美しき死後を語れば春の雨

 

★特別作品(各10句〕

 

『四季つれづれ』     佐藤としこ

 

ひと雨の明るさに竹皮を脱ぐ

雪降るや手のなき土偶の母性愛

 

『新しき水晶体』     林 厚夫

新しき水晶体の冬木の芽

白いさざんか子を抱く素足のマリア

 

​★地熱深耕   地熱集より対馬康子選
 

フクシマの逢魔が原に朧月     石川夏山

来歴は語らずじまい残る鴨     森田千技子

音ひとつすれば崩れる寒牡丹    杉本青三郎

 

​★踏生集   同人自薦作品5句

 

​★原生林(俳句教室)  斉田 仁 選


ほうとうの具の沈みけり山霞    升 丁茶

 
★誌上句会・・・四人の選者が交代で読む・選ぶ
 
​選者   田中由美子

テーマ「解」
 
蛇穴を出て解散のセレモニー     幸村睦子

谷地ふかく太郎の眠る雪解村     松末充裕 

竜となる一歩手前の雪解水      尾内以太
 
その他
 
 
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俳句雑誌『麦』2026年5月号(通巻878号)

俳句雑誌『麦』2026年5月号(通巻878号)

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★「野火」        対馬康子(5句)
 

おびろ夜の深さを量り千年紀

 

★特別作品(各10句〕

 

『白鳥』       梅木俊平

 

薪を積む日日白鳥の増ゆる里

白鳥や投網打つ音遙かより

 

『実験室』       久野眞喜恵

鳥雲にまっすぐ伸びる白衣の背

数え日の明日をつまむピンセット

 

​★地熱深耕   地熱集より対馬康子選
 

公園の続き惑星鶴帰る       越川ミトミ

阿吽の口冬日呑み込み抱卵す    東 圭子

冬木の芽未だ定まらぬ形容詞    望月哲土

 

​★踏生集   同人自薦作品5句

 

​★原生林(俳句教室)  斉田 仁 選


烈日も水ひたひたとワジの底    瀬良小渓

 
★誌上句会・・・四人の選者が交代で読む・選ぶ
 
​選者   崎谷英文

テーマ「門」
 
門口に独活置かれあり三杯酢     瀬澤 博

雪落つる酒肆の門口瓶の口      町田博嗣

落葉焚き寺門の内に烟る朝      大矢幹夫
 
その他
 
 
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俳句雑誌『麦』2026年4月号(通巻877号)

俳句雑誌『麦』2026年4月号(通巻877号)

麦は2026年80周年を迎えます。

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俳句雑誌『麦』2026年4月号(通巻877号)

 

★「山河」        対馬康子(5句)
 

かんざしに山河を忘れ鳥帰る

 

★特別作品(各10句〕

 

 『紫苑咲く』       丸地正子

 

跣の子親もはだしで追いかける

よるがおの蔓は自由にB面へ

 

『「無言館」の戦没学生   山口方子

夏の道描きて往きて還らざる

みんみんが急かす裸婦の絵未完なり

 

​★地熱深耕   地熱集より対馬康子選
 

銀杏枯る洞に太古の卵秘め     金子堯子

ものの色みな一枚に大雪野     片山一行

白鳥来チェロのf孔より吐息     小野富美子

 

​★踏生集   同人自薦作品5句

 

★「麦」新年句会

  令和8年1月12日 北とぴあカナリアホールにて

 

○新年句会(上位作品)

 

滝浪さん忘年句会は和室ですか   森田千技子

鱧酒や記憶ほど良き嘘をつく    山崎みどり

 

​★原生林(俳句教室)  斉田 仁 選


萩咲いて校舎は詩人の記念館    和田 颯

 
★誌上句会・・・四人の選者が交代で読む・選ぶ
 
​選者   武内杉菜

テーマ「曲」
 
追憶や冬の川音の曲がる位置     島多佳子

針金の馬嘶くや初山河        東 圭子

島民の蛇の寝言は曲がりくる     坂田晃一
 
その他
 
 
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